「コンテンツを活用した楽しい授業実践」
羽曳野市立埴生南小学校 山川佳範
1、はじめに
デジタルコンテンツのよさにはそれぞれの教師の実践上の工夫や開発教材を共有化がなされやすいことにある。このことは,学校内にとどまらず、web上で公開することにより多くの人が利用できる点にある。
私の勤務する羽曳野市でも"all in web"と称して教材の共有化を進めている。同様にさまざまな自治体、研究会で教材の共有化を進められている。学校内でおいてもe-Japan重点計画により校内ネットワークが整備されたこともあり教材のデジタル化が進められている。
その反面、web上の膨大な資料の中から自分の求めている教材を見つけ出すことが難しくなっているのも事実である。
今回は自作コンテンツの紹介と、web上で公開されているコンテンツを紹介する。
2、実践内容
5年 道徳「メールのマナーについて」
本校の6年生でメールにまつわるトラブルがあった。AさんがBさんと喧嘩し、腹のたったAさんがクラスの複数の友人に「Bさんをみんなで無視しよう。」という内容のメールを送信したというケースである。同じ校区の中学校でも同様の問題が起こっているようである。実際にトラブルが起こった学年で、指導が行われたのはもちろんであるが、事後的な対応であったことは否めない。学校として、様々な学年・場面で情報モラルの指導を行っていく必要があるといえる。
本時の目標
メールを書いたり送ったりするときに気をつけなければならないことを考える。
使用機材・ソフト
ノートパソコン、プロジェクター、パワーポイント
授業の流れ
○情報モラルに関するクイズを行う。
設問
@メールの返信の早さで友情の深さがわかる。
Aどんなメールでも必ず返事をするのがマナーである。
B「このメールをみんなに知らせてください。」というメールを受け取っても別に知らせなくてよい。
Cメールは相手の都合にあわせられるのでこれからは電話よりメールを使ったほうがよい。
Dめいわくメールがきました。「このメールが不要な場合はここをクリックしてください」と書いてあるが、クリックしなくてもよい。
E長いメールは通信料がかかるのでいつも一行程度がよい。
○メールが原因で起こったトラブルをパワーポイントで視聴する。
○それぞれの場面での登場人物の気持ちを考える。
○メールを書いたり送ったりするときに気をつけなければならないことを考える。
3,反省と課題
今回、当クラスにおいて情報モラルについて初めて授業を行ったのであるが、メールに関する知識にバラつきが感じられた。「めいわくメール」と聞いても何のことかわからない児童が散見された。実際にメールを使うという活動を行ってから本時の授業に臨む必要があった。
また、当日授業を参観した本校職員にも授業の中で用いたクイズを行ったが、間違いも多くみられた。職員側の情報モラルに対する研修の必要性も感じた。
4,授業で(に)使えるコンテンツ紹介
*指導に関する資料*
島根の教育委員会
島根教育委員会が作っているわけではない。内容ごとに分けられており使いやすい。また、更新も頻繁に行われている。
学研 教育とコンピュータ
学研が発行している雑誌のホームページ。雑誌を買うとアドレスが記入されている。月ごとに作成されているので、実際の授業の流れとリンクしたページを見つけやすい。
NICER(ナイサー)
教科書と関連した教材を選択できる。NICER内の"IT授業"実践ナビも参考になる内容が多い。
インターネットランド
TOSS(法則化)が作っているサイト指導案等が豊富にある。
*動画クリップ*
NHK学校放送
番組と授業のリンクが図られており、指導案やワークシートも入手が可能。
IPA 情報処理推進機構
様々な静止画、動画が収められている。
*調べ学習*
Wikipedia(ウィキペディア)
ネット上の百科事典。ペスタロッチからドラゴンボールまで
NICER(ナイサー)
漢字仮名交じりでも検索ができる。(例:やまと川)
*その他*
キーボー島アドベンチャー
キーボード練習サイト。ローマ字表、キーボード表など補助教材も充実している。
今回使用した教材は大阪府放送・視聴覚研究会ホームページ(www.e-housou.com)の「アーカイブ」よりダウンロードすることができます。また、本日紹介した授業で使えるコンテンツは一部をのぞいて「リンク」よりご覧になれますので、どうぞ、ご活用ください。
参考文献
・堀田龍也(2006) 『事例で学ぶNetモラル』三省堂
・しまちゃんの情報モラル特別講座
http://www.eonet.ne.jp/~sima/